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歯ぐきをマッサージして健康に!!
みんなさん疲れたときなどに体をマッサージしますよね?
しかし、歯ぐきをマッサージしたことのある方は少ないのではないでしょうか?
歯ぐきをマッサージをすることで血液の流れが良くなり、血液の循環が促進されます。また、溜まった不純物を排出する効果もあります。
手や足と同様に歯ぐきにもツボがあることをご存知ですか?
歯ぐきにも全身に影響しているツボが40ほどあります。このツボを刺激し、マッサージすることで歯ぐきを活性化することができるのです。
では歯ぐきはどのようにマッサージしたらよいのでしょうか?
まず歯磨きをしてお口の中を清潔にします。
次に手をキレイに洗います。
※歯ぐきをマッサージする時に指を使うためです。
準備が終わったらマッサージを始めます。
- 人差し指の腹で歯ぐき全体をなでるように下側の左側から中央へ向かって5回ほどマッサージします。右側も同様にマッサージします。
- 終わったら上側もマッサージしていきます。
- 歯と歯ぐきの境目の部分を丁寧にマッサージします。
※爪を立てると歯ぐきが傷ついてしまうので注意しましょう。 - 人差し指を使って歯ぐきの表と裏を押していきましょう。押す強さはイタ気持ちいいくらいの強さで行います。
- 最後に親指と人差し指ではさんで押します。血流が悪いところは痛みを感じるので他の部位より少し長めに押してみて下さい。
マッサージをするタイミングはとくに決められてはいませんが、お風呂に入っている時などは体がリラックスしているのでおすすめです。
歯ぐきを触った時にぶよぶよとした感触がある場合は歯周病や歯肉炎になっている場合があります。
最初はやわらかくぶよぶよしていた歯ぐきもマッサージを続けていくことで引き締まっていき、きれいなピンク色になってきます。
歯ぐきが引き締まってくれば健康という証拠です。
歯ぐきのマッサージは目の疲労や肩こりにも効果があるようなので、ぜひ試してみて下さい。
インフルエンザと口腔内の病気は関係がある?
この時期になると大流行するインフルエンザ。
このインフルエンザがきっかけとなり、歯や歯ぐきが痛んだりすることがあるのを知っていましたか?
◎インフルエンザで免疫力の低下
歯ぐきから出血する、口臭がする、歯ぐきから膿が出る、歯ぐきが腫れて歯が痛いなどの歯周病の症状は、睡眠不足や疲労で疲れているときや、インフルエンザや風邪をひいてしまったときなど、免疫力が低下している時に症状がでてくることがあります。
例えば、初期の歯周病にかかっている人がインフルエンザなどにかかると、普段の症状はとくにないのに、インフルエンザがきっかけとなり免疫力が低下することで、歯ぐきが腫れたり口臭がしたりして歯周病の症状が現れる可能性があります。
◎インフルエンザから蓄膿症や副鼻腔炎になった場合
風邪やインフルエンザになると蓄膿症や副鼻腔炎になる人が多いのですが、風邪菌やインフルエンザウィルスが上顎洞の粘膜まで細菌感染すると上の奥歯にも炎症が起こり痛みがでたり、その周囲にも痛みを感じることがあります。
これは上の奥歯の根っこの部分と上顎洞の粘膜が非常に近い位置関係にあるために起こります。
一週間程度で治癒することが多いのですが、痛みが続く場合や、頬の腫れが強い時は医療機関へ受診するようにしましょう。抗生物質などの投与が必要な場合があります。
◎お口の中は清潔に!
インフルエンザの感染経路には接触感染と飛沫感染があります。
感染者がくしゃみや咳をした時に手で押さえ、その手で周りのものに触れてウィルスが付き、別の人がそのものに触ってウィルスが手に付着します。その手で口や鼻などを触ると粘膜から感染します。これを接触感染といいます。
飛沫感染は、感染者がくしゃみや咳をつばなどの飛沫と一緒にウィルスを放出することで別の人がウィルスを口や鼻から吸い込んで感染してしまうことです。
このように接触感染、飛沫感染ともにインフルエンザは口や鼻から感染します。
うがいや歯磨きをあまりしない人は口の中が不潔になっているので、むし歯や歯周病などのもとになる菌が増殖してそこにインフルエンザウィルスが混じり、滞留しやすくなるという説があるそうです。
健康なお口の中はだ液などの自浄作用が働きますが、免疫力が低下している時や、お口の中を不潔にしている時はその機能が低下します。
お口のケアを実施した人としてない人のインフルエンザ発症率を比較すると、お口の中をケアした人の発症率が10分の1になったという報告もあるようです。
忙しくて歯磨きをする時間がない時はうがいだけでもいいのでお口の中を少しでも清潔にするようにしましょう。
手洗い、うがいはもちろんですが、歯磨きなどでお口の中を清潔にすることもインフルエンザを予防する対処法の一つといえるのではないでしょうか。
また、もしインフルエンザにかかったかなと思ったら早めに医療機関へ受診するようにしましょう。