一昔前は、子供はむし歯があって当たり前。年をとれば入れ歯。・・・・そんな時代がありました。
しかし、やっと今、むし歯も歯周病も「予防」が主流の時代になりました。
皆様はむし歯ができたらどうしますか?

むし歯を削ってうめる(金属を入れる)…これはあくまでも対症療法です。むし歯ができるたびに削る…そして詰める…またむし歯…詰めるの繰り返し。これでは、最終的には歯はボロボロ、抜いてしまわないといけません。

ここから「予防」の考え方です。
予防歯科」とはお口の中の環境を良くして、むし歯や歯周病を防ごう!という考え方です。
そのためには、まず、なぜむし歯や歯周病になるか理解しないといけません。

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☆なぜむし歯になるの?

むし歯の原因は3つ

むし歯の原因

1.食事のとりかた

食事をとる度に、お口の中はムシバキンが酸を出し、酸性に傾きます。この酸が、歯の表面のエナメル質のカルシウムとリンを溶かしていきます。この状態が長く続くと歯に穴が開くのです。つまり、食事の回数が多かったり、時間が長いとお口が酸性の時間も長くなってしまいます。できるだけ、1日3回の食事、1回1時間以内を守りましょう。
キシリトール100%のガムをかむのもむし歯予防の1つです。

2.プラーク(ムシバキン)

食事をとった後、歯の間や表面に白くネバネバしたものがついています。これはプラークといわれるもので、ムシバキンとその巣のかたまりです。これを少しでも減らすには、歯磨きをするしかありません。(うがいではあまりとれません)

3.歯の質

元々の歯の質の問題ではありますが、フッ素を使うことで歯の質を強くすることができます。フッ素はご家庭で毎日使う歯磨き粉に入ったもの(低濃度)と歯科医院で塗布するものがあります。